マニキュアでわかる国際情勢
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一週間ほど前に「染料」と「顔料」の特集をやりました。
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「顔料」は色発色は弱く落ちやすいけど肌や粘膜への安全性が高い着色剤、
「染料」は色発色が強く落ちにくいけど肌や粘膜への安全性がイマイチな着色剤です。
染料も顔料も成分表では一見見分けが付かないので
これを見分けるのは至難の業だったのですが、
以下の記事で紹介した「タール色素の色番号早見表」を使うことでこの染料と顔料を見分けることができます。
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自分で作った表ですが、我ながらとても便利な表が出来上がったので
今日は一例としてこの表を使ってリップティントと同じく着色剤を主体に配合した商品の成分を見てみたいと思います!
◎「ヘアマニキュア」の着色剤を見分けてみよう!
着色剤を主体に配合している化粧品といえば、
メイクアップコスメには色々ありますが今日は商品の特徴的にリップティントと似たようなものを二つ分析してみたいと思います。
まずは髪の毛を簡易的に染める【ヘアマニキュア】を例に取って見てみましょう。
Amazonで上位検索される有名どころのヘアマニキュアの成分と、
その着色剤を染料:赤、顔料:青に色分けした表がこちらの表になります↓。
このように見れば一目瞭然ですが、
【顔料】は一切なく全て着色剤は【染料】が使われていることが分かります。
しかも全ての染料が「酸性染料」になっていることにも気づきます。
つまり「ヘアマニキュア」という商品は基本的に酸性染料を利用した商品ということが分かります。
なので弱酸性のシャンプーを使う方が色が長持ちしやすいですし、
逆にアルカリ性や中性の市販シャンプーなどだと早めに退色してしまうので注意です。
酸性染料は髪の表面に吸着して発色しているため
通常の建染染料(酸化染料)を用いたヘアカラー剤に比べると色の定着は弱く
長持ちしても2~3週間くらいで徐々に色が抜けていくのが基本です。
またリップティント同様に皮膚に付けば皮膚も染色しますしアレルギーが起こるリスクもありますので
頭皮に直接多量に付着するのはできるだけ避けたほうが良いです。
◎「眉ティント」の着色剤を見分けてみよう!
次はリップティントと同じく最近若者の間でブームになっている「眉ティント」の着色成分を見てみます。
こちらもAmazonで上位検索される有名な眉ティントを調べてみました。
最後のヘビーローテーションはティントではないんですが、
比較として載せてあります。
「眉ティント」や「アイブロウティント」などの名前が付いているものは、
基本的にこれも全て「酸性染料」を主体に構成されていますね。
なんなら眉ティントというのは上で紹介しているヘアマニキュアの眉毛版…とも言えると思います。
しかもちょっと面白いのが、
上の商品3つとも使われている染料がタール色素の色番号ごと同じなんですよね^_^;
なので1つのアイテムでアレルギー起こすとフジコ、Kパレット、エチュードハウスと全部使えないんじゃないかなと危惧してます…苦笑
ティントリップやヘアマニキュアよろしく眉の表面に吸着してpHに反応して染着するというメカニズムです。
(あと眉ティントはPVPやポリビニルアルコールなどの成分で眉毛の上で固める構成になっているんですね。恐らく垂れて眼に入るのを回避するためではないかなと思われます。)
アレルギーなどのリスクは語るに及ばないので、
これも難しいですが皮膚に直接触れるような使用法は控えた方が懸命です。
できるだけ染着できる眉毛がある状態で使った方が良いと思います。
(※コメントにて「元々皮膚を染めるためのものだからそれを避けて使うのは困難かも」というご指摘あり。それだけリスキーな商品ということになります…)
あと注意した方が良いと思うのは、
眉ティントを長持ちさせたいときはアルカリ性の石けんでの洗顔を控えるべきです。
眉ティントの主成分は上記でも説明しているように、
『酸性染料』という染料なので弱酸性のpHに反応して発色します。
色々口コミを見ていると「あんまり発色しなかった」とか「すぐに色が落ちた」という苦情が多いのが散見されるのですが、
これは恐らく【石けん】を洗顔料として使用している人が多いからだと思います。
石けんはアルカリ性の洗剤なので、酸性染料の眉ティントとはとても相性が悪いです。
日々日々石けんで洗顔している人は眉周辺のpHがアルカリに寄っている可能性があるので、
その時点でそもそもから染着しにくいですし
よしんば色が付いたとしても石けんで洗えばアルカリで着色がすぐに落ちてしまいます。
なので眉ティントをする場合は、
【弱酸性の洗顔料】を利用するようにすると色も定着しやすいですし比較的長持ちすると思います。
とはいえそもそも眉毛は短いのでヘアマニキュアと比較するととても皮膚に触れやすいですし
粘膜のすぐそこでの使用になるのでやはり商品としてのリスクはかなり大きいなと僕は思います。
基本的にはオススメしにくいアイテムなので
眉を着色するなら表の下にあるような顔料ベースのアイブロウカラーやペンシルでその都度色付けした方が肌や眼には安心ですよね。
その他の眉ペンシルにもささっと目を通してみても
タール色素は入っておらず酸化チタンと酸化鉄で着色しているものが多かったです。
酸化チタンが白、酸化鉄が茶色(褐色)の顔料なので混ぜると茶色系なら色をつくることができます。
こういう成分なら最悪目に入ってもあまり悪影響はないです。
(もちろんジャンジャン入っても大丈夫というわけではありませんが。)
◎その他メイクアップアイテムなどにも応用可能です!
というわけで「ヘアマニキュア」と「眉ティント」の着色剤をざっと見てみたのですが、
やはり「染めます!」というアイテムは
基本的に染料を主体にしているということが分かりました。
個人的には髪の毛を染めるのならば染料でもまぁOKとは思います。
もちろん染料なので肌が弱い人やアレルギーの人はヘアマニキュアも注意して欲しいなとは思いますが。
でも眉ティントやリップティントはやはり安全性面ではちょっと首をかしげざるを得ないなぁと思う内容ですね^_^;
僕的にはできるだけどちらも避けてほしいなと思う商品です。
という感じで、
今日はヘアマニキュアと眉ティントを例にして見てみましたが
その他のメイクアップアイテムを見るときも上記のタール色素の早見表は役に立つかと思います!
「これはどうなってるんだろう?」
と思う商品があれば是非活用してみてくださいね!(^^)ゞ
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